LINEMOユーザーの海外利用の方法を詳しく解説！仕組みを理解し高額請求を回避しよう【海外パケットし放題と海外あんしん定額の違いとは】

LINEMOでは、海外でのスマホ利用が可能です。本記事では、LINEMOの海外利用の方法について詳しく解説しています。

LINEMOの海外での使い方を解説

ソフトバンクのスマホを海外で使う方法は、次の通りです。

1. 世界対応ケータイを契約する
2. 「海外あんしん定額」と「海外パケットし放題」のどちらかを選ぶ
   ※海外あんしん定額は契約が必要
3. 渡航先で必要に応じてデータローミングをオンにする

渡航先でソフトバンクのスマホから電話したりインターネットしたりするための方法について、以下でもう少し詳しく紹介します。

LINEMOの「世界対応ケータイ」は海外ローミングするのに必須

LINEMOの「世界対応ケータイ」は、国際ローミングのためのオプションサービスです。世界対応ケータイを契約すると、海外でも電話やインターネットが可能になります。

世界対応ケータイは月額料金が無料です。確認や申し込みは、以下から確認できます。

確認・申し込み	ログインページ
LIENEMO　My Menu	https://id.linemo.jp/sbid_auth/type1/2.0/authorization.php?response_type=code&client_id=LZt62dQbRQ35Bsd4HAizzTX52rU9N75b&redirect_uri=https%3A%2F%2Fcare.linemo.jp%2Fluc%2Fd%2Fauth%2FdoReceiveSbid&display=touch&prompt=consent&scope=openid&nonce=202411181924197735fOnlhObSG1IRmm&ui_locales=ja&acr_value=1&amr=me

契約がなかった場合は、世界対応ケータイを契約しましょう。

LINEMOの海外向けサービスその①「海外あんしん定額」

LINEMOの「海外あんしん定額」は、特定の国で日額980円から使える定額制の海外オプションです。データ量上限に達した後は停止します。また、国だけでなく、飛行機や船の中で通信できるコースもあります。

海外あんしん定額の利用は、サービスの申し込みと、渡航後に届いたSMSからの利用開始操作が必要です。

1日当たりに使えるデータ容量と料金は、国や飛行機・船により、以下のように変わります。

種類	定額国L	定額国S	飛行機・船
主な国・場所	アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島（アメリカ領）、タイ、台湾、中国、韓国、香港、モルディブ、ドイツ、フランス、イタリア、グアム、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ブラジルなど	バハマ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、レバノン、ベリーズなど	飛行機：飛行中の「携帯電話利用禁止のサイン」が消灯している時間帯のみ利用可能（離陸中・離着中は使えません） 船：領海を越えて、公海に入った時点より利用可能
使えるデータ容量と料金	24時間で3GB：980円	24時間で1MB：1,980円 24時間で5MB：9,800円 24時間で10MB：19,600円	1時間で50MB：980円 5時間で100MB：1,960円 10時間で150MB：2,940円

「定額国L」は24時間で3GB使えて980円のため、まだ良心的な価格帯。一方で、「定額国S」は国により24時間で1MB1,980円、24時間で5MB9,800円、24時間で10MB19,600円と、一般的なユーザーからすると高額な価格設定です。

申し込みの有無

海外あんしん定額は、申し込みが必要です。海外あんしん定額を利用する場合は、世界対応ケータイの契約の他に海外あんしん定額の申し込みもしましょう。詳しくは、以下で説明します。

▽海外あんしん定額の利用方法▽

海外あんしん定額の利用方法は以下の通りです。

• ①世界対応ケータイを契約する
• ②海外あんしん定額を契約する
• ③データローミングをオンにする
• ④LINEMOから届くSMSを確認する
• ⑤SMSから専用サイトへアクセスして利用開始の操作をする

渡航前

• ①世界対応ケータイを契約する
• ②海外あんしん定額を契約する

海外あんしん定額の契約は、渡航先到着後に届くSMSに添付されたURLからでも契約可能。その場合は、データローミングをオンにしてから手続きします。

渡航先

• ③データローミングをオンにする
• ④LINEMOから届くSMSを確認する
• ⑤SMSから専用サイトへアクセスして利用開始の操作をする

渡航先では、スマホのデータローミング設定をONにすることで、モバイルデータ通信が可能になります。その後LINEMOからSMSが届くので、そのSMSから専用サイトへアクセスして利用開始の操作をしましょう。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

LINEMOの海外向けサービスその②「海外パケットし放題」

「海外パケットし放題」は、渡航先でのモバイルデータ通信が日額最大2,980円で使い放題になる段階性のサービスです。

1日12.4MBまでしか使わなかった場合は、1,980円/日になります。また、1日494KBまでは、使った分だけ料金が発生します。

中画質での動画視聴は、約4MB／1分のため、4分動画を視聴すると12.5MBのラインは超えます。つまり、普通に1日使った場合には上限の2,980円に達すると考えましょう。

つまり、5日または7日旅行の場合、以下のように高額になります。

• 2,980円×5日=14900円
• 2,980円×7日=20,860円

申し込みの有無

「海外パケットし放題」は、申し込み不要。世界対応ケータイを契約して対象国に到着すると自動適用になります。※渡航先がアメリカの場合は、アメリカ放題が自動適用になります。

▽海外パケットし放題の利用方法▽

渡航前

①世界対応ケータイを契約する

②海外あんしん定額を契約する

渡航先

• ①データローミング設定をONにする
• ②LINEMOから届くSMSを確認して利用開始

渡航後は、スマホのデータローミング設定をONにすることで、モバイルデータ通信が可能になります。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

データローミングをONにして通信する際は、機内モードとWi-Fiはオフにします。

海外で電話する手順

海外からスマホで電話をかけるには、「＋」「相手先の国番号」「相手先の電話番号（一般電話／携帯電話）」を入力してから発信ボタンを押します。相手先の電話番号が0から始まる場合、初めの0を抜いて入力します。

例えば、渡航先で日本（国番号：81）の「090-XXXX-XXXX」へ発信する場合は、「8190XXXXXXXX」と発信します。

「＋」は、0を長押しすると表示されます。日本の国番号は「81」です。

LINEMO｜海外での通話料金【受ける・かける】

渡航先から発信すると、「滞在国内にかける場合」、「日本にかける場合」、「その他の国にかける場合」ごとに料金が異なります。また、海外では着信時も料金が発生します。

例えば、韓国に滞在中で電話をかけた場合は、1分あたりの通話料金は次のようになります。

渡航先別の料金は、以下のソフトバンク公式ページから確認しましょう。

ソフトバンク公式ページ ・渡航先での通話料金

https://www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/area/

注意点

海外では、電話を発信する時だけでなく、受信する時にも通話料金が発生します。かかってきた場合も長電話にはご注意ください。

海外でLINEMOのスマホを利用する際の注意点と高額請求を回避するポイント

海外でLINEMOのスマホを利用する際の注意点と高額請求を回避するポイントをまとめました。

• 渡航前に世界対応ケータイを契約しているか確認する
• 高額請求にならない海外利用サービスを決める
• 渡航先では電話を着信する際にも料金が発生する
• データを使い過ぎないようにする
• 新規契約は海外利用できない
• 海外では「LINEギガフリー」非対応

渡航前に世界対応ケータイを契約しているか確認する

海外でスマホを使うなら、渡航前に世界対応ケータイの契約が必要です。契約していない場合は契約手続きをしましょう。また、世界対応ケータイ自体は月額料金はかかりませんが、渡航先でのインターネットの利用料金や通話料金が別途発生します。

高額請求にならない海外利用サービスを決める

「海外あんしん定額」の「定額国L」は高額請求対策として使えますが、それ以外は注意が必要です。

LINEMOには、1日あたり980円から利用できる「海外あんしん定額」と、日額～2,980円の段階性サービス「海外パケットし放題」の2つがります。高額請求を避けるには、渡航先に合わせてサービスを選ぶ必要があります。

例えば「海外あんしん定額」は「定額国L」は24時間で980円ですが、「定額国S」は24時間で10MB：19,600円などかなり高額。詳しくは、以下の表をご覧ください。

種類	定額国L	定額国S	飛行機・船
主な国・場所	アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島（アメリカ領）、タイ、台湾、中国、韓国、香港、モルディブ、ドイツ、フランス、イタリア、グアム、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ブラジルなど	バハマ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、レバノン、ベリーズなど	飛行機：飛行中の「携帯電話利用禁止のサイン」が消灯している時間帯のみ利用可能（離陸中・離着中は使えません） 船：領海を越えて、公海に入った時点より利用可能
使えるデータ容量と料金	24時間で3GB：980円	24時間で1MB：1,980円 24時間で5MB：9,800円 24時間で10MB：19,600円	1時間で50MB：980円 5時間で100MB：1,960円 10時間で150MB：2,940円

また「海外パケットし放題」では、日額～2,980円かかるため、5日で2,980円×5日=14900円、7日で2,980円×7日=20,860円もかかります。

ここまでをまとめると、「海外あんしん定額」の「定額国L」は高額請求対策として使えますが、それ以外は微妙と言えます。

渡航先が「定額国L」に該当しない場合、LINEMO以外の選択肢を検討することをおすすめします。ahamoや楽天モバイルなら海外でのデータ利用料金が発生しません。ぜひ以下の記事もぜひご確認ください。

渡航先では電話を着信する際にも料金が発生する【高額請求に注意】

渡航先では、かかってくる電話を日本から渡航先まで転送する仕組みなため、電話を着信する際にも料金が発生します。また、国内よりも海外での通話は料金設定が高いです。長時間通話する場合は、LINE通話などを活用しましょう。

データを使い過ぎないようにする

「海外あんしん定額」では、24時間で使えるデータ量が決まっているため、データ容量を節約しながら使うのがおすすめです。

スマホを使っていないつもりでも、データローミングを常にオンにしておくと、SNSの通知やメールなどで勝手に通信しています。通信費を節約するなら、使う時だけデータローミングをオンにするなど工夫すると良いですよ。データローミングはオフの時でも電話は使用できます。

新規契約は海外利用できない

LINEMOでは、新規契約から5カ月経過しないと「世界対応ケータイのオプション」に加入できず、海外利用できません。※課金開始から4カ月目の末日まで加入不可

電話番号をそのままLINEMOへ乗り換え契約した場合は、契約後すぐに「世界対応ケータイのオプション」へ加入可能です。電話番号を新たに発番した新規契約の場合のみ、海外利用できないためご注意ください。

海外はLINEギガフリーに非対応

LINEMOの「LINEギガフリー」は、海外利用に対応していません。

ソフバン以上にお得な海外利用はahamo

実はLINEMOの海外利用は、他のSIMに比べてお得度は低いです。海外利用に特におすすめなのはahamoです。ここではahamoが海外利用に向いている理由を解説します。

ahamoが海外利用に最適な理由①手続き不要

ahamoは、海外での利用も手続き不要で毎月の通常のプラン1つで海外利用できます。渡航先での操作も、渡航先でデータローミングをオンにするだけでかんたんです。

ahamoが海外利用に最適な理由②データが大容量

ahamoは月額2,970円で30GB使えるドコモ回線です。ahamoは、海外利用でもこの通常のプランからデータ消費する仕組みです。海外で使えるデータ容量は、例えば渡航する月に日本で10GB使っていたのであれば、渡航先で使えるデータは残りの20GBとなります。

もしもデータがなくなった場合も、最大通信速度1Mbpsで通信可能です。1Mbpsは、ネット検索やLINEはもちろん、動画も低速視聴が可能な速度です。

ahamoが海外利用に最適な理由③高額請求の心配がない

ahamoは海外で高額請求の心配が不要です。一般的に海外利用は、毎月のプランとは別にデータ通信量が発生します。一方ahamoは国内で使っているプランを使用するため、別にデータ通信量が発生することはありません。通話に関してはau同様に着信時も料金が発生するため、通話だけは注意が必要です。

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LINEMOの海外利用についてよくある質問

ここでは、LINEMOの海外利用について、よくある質問に回答します。

LINEMOのスマホは海外でもそのまま使えますか？

LINEMOのスマホは、「世界対応ケータイ」オプションを契約することで、そのまま使えます。ただし渡航後は、スマホの設定画面からデータローミングをオンにする操作は必要です。

LINEMOで海外に行く時の設定は？

LINEMOのスマホを海外で使う時の設定は、以下のデータローミングの設定を参考にしてください。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

Wi-Fiで使いたい時は、Wi-Fiをオンにしてデータローミングはオフにします。

LINEMOの海外パケットし放題は申し込み不要ですか？

LINEMOの海外パケットし放題は、申し込み不要です。ただし事前に「世界対応ケータイ」オプションの契約が必要です。世界対応ケータイとは、海外で電話やインターネットを可能にするための月額無料のオプションです。渡航先での通話料やインターネット使用料は、別途発生します。

LINEMOのスマホは日本から海外にそのまま電話できますか？

LINEMOのスマホで日本国内から海外への電話は、特別な契約なしに利用可能です。

海外へ電話をかけるには、「＋」「相手先の国番号」「相手先の電話番号（一般電話／携帯電話）」を入力してから発信ボタンを押します。

「＋」は、0を長押しすると表示されます。また、相手先の電話番号が0から始まる場合、初めの0を抜いて入力します。

ケータイ番号の090～は、90～になります。

海外でインターネット通信をOFFにするにはどうしたら良いですか？

データローミングをオフにすることで、海外でインターネット（モバイルデータ通信）通信をオフにできます。

▽Androidのデータローミング設定

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オフ」
   ※もともとオフの場合はそのままに。

▽iPhoneのデータローミング設定

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オフ」
   ※もともとオフの場合はそのままに。

データローミングをオフにしていても、電話やWi-Fiは使えます。

LINEMOの海外利用はそんなにお得じゃない｜一度ほかのサービスも検討してみよう

今回は、LINEMOの海外利用について解説しました。海外でスマホを使うなら、「世界対応ケータイ」の契約が必要です。

また、海外で定額で使えるサービスとして、以下の2つがあります。

• 海外あんしん定額
• 海外パケットし放題

「海外あんしん定額」は24時間980円で3GB～24時間19,600円で10MB、「海外パケットし放題」は日額2980円で使い放題です。

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