【高額請求に注意】ドコモのスマホで海外利用する方法｜world call（ワールドコール）とworld wing（ワールドウィング）の違いも解説

海外旅行するなら、スマホを海外で利用できるよう、申し込みや設定が必要です。

本記事では、ドコモユーザーがスマホを海外利用するための方法について、詳しく解説しています。

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ドコモのスマホを海外で使う方法を4ステップで解説

ドコモのスマホを海外で使う方法・手順は、次のステップです。

1. world wingを契約する
2. 渡航先に自分のスマホが対応しているか確認する
3. 必要に応じて海外用オプションを追加する
4. 渡航先で必要に応じてデータローミングをオンにする

ステップ1｜world wing（ワールドウイング）を契約する

ドコモの「WORLD WING（ワールドウイング）」は、国際ローミングのためのオプションサービスです。WORLD WINGを契約すると、海外でも電話やインターネットが可能になります。

WORLD WINGは、月額料金が無料なため、基本的にはすでに契約している可能性が高いでしょう。契約中かは、以下から確認できます。

確認先	確認ページ・問い合わせ先
My docomo	https://www.docomo.ne.jp/mydocomo/
インフォメーションセンター	一般電話から発信：0120-800-000 ドコモのスマホから発信：151

渡航予定があり、まだWORLD WINGを契約していない場合は、まずはWORLD WINGを契約しましょう。

ステップ2｜渡航先に自分のスマホが対応しているか確認する

今のスマホが渡航先でも使えるか、渡航前に確認しましょう。

利用可能な機種は、以下のドコモ公式ページから確認できます。

ドコモ公式ページ ・渡航先で利用可能な機種

https://www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/area/

使える端末は国ごとに違うため、必ず確認しておきましょう。

ステップ3｜必要に応じて海外用オプションを追加する

必要に応じて以下どちらかの海外用オプションを追加します。

• 世界そのままギガ
• 世界ギガし放題

この2つのオプションは、海外でのインターネットをお得にするためのものです。world wingの契約だけでも海外利用できますが、海外用オプションを追加することで、高額請求を回避できます。各オプションについて詳しくは、「ドコモのスマホ｜海外利用での高額請求をさけるために海外向けサービスを追加しよう」の見出しをチェックしてください。

ステップ4｜渡航先で必要に応じてデータローミングをオンにする

スマートフォンの設定画面から、渡航先でデータローミングをオンにすると、渡航先でインターネットが使える様になります。WORLD WINGを契約していても、データローミングの設定がオフになっているとインターネットができません。データローミングの設定手順は、「海外でインターネットする方法・手順」の見出しを参考にしてください。

データローミングとは、海外でWi-Fiを使わずに通信するためのスマホの設定です。

渡航先でインターネットや電話する方法・使い方

ここでは渡航先でインターネットや電話する方法・使い方を解説します。

海外でインターネットする方法・手順

海外でインターネットを使うには、「WORLD WINGの契約」+「渡航先でデータローミングをオンにする」必要があります。

渡航先でデータ通信を行う際は、渡航先でデータローミングをONにし、機内モードとWi-Fiはオフにして使います。

データローミングとは、海外でWi-Fiを使わずに通信するためのスマホの設定です。

以下は、機種別のデータローミングの設定方法です。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

データローミングを常にオンにしておくと、SNSの通知やメールなどで使っていない時も通信しています。通信費を節約するなら、使う時だけデータローミングをオンにするなど工夫すると良いですよ。

海外で電話する方法・手順

海外からスマホで電話をかけるには、「＋」「相手先の国番号」「相手先の電話番号（一般電話／携帯電話）」を入力してから発信ボタンを押します。相手先の電話番号が0から始まる場合、初めの0を抜いて入力します。

例えば、渡航先で日本（国番号：81）の「090-XXXX-XXXX」へ発信する場合は、「8190XXXXXXXX」と発信します。

「＋」は、0を長押しすると表示されます。

海外での通話料金【受ける・かける】

渡航先から発信すると、「滞在国内にかける場合」、「日本にかける場合」、「その他の国にかける場合」ごとに料金が異なります。

また、使える機種も国により異なります。

例えば、中国に滞在中で電話をかけた場合は、1分あたりの通話料金は次のようになります。

音声通話 1分あたり
発信する場合	滞在国内	日本向け	その他の国向け
	50円	125円	265円
着信する場合	70円

渡航先別の料金と利用可能な機種は、以下のドコモ公式ページから確認しましょう。

ドコモ公式ページ ・渡航先から発信する際の料金と利用可能な機種

https://www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/area/

注意点

海外では、電話を発信する時だけでなく、受信する時にも通話料金が発生します。かかってきた場合も長電話にはご注意ください。

world call（ワールドコール）とworld wing（ワールドウィング）の違いを解説

world call（ワールドコール）とworld wing（ワールドウィング）の役割の違いは、次の通りです。

オプション	役割
world call	日本から海外に電話するために必要なオプション
world wing	渡航中に電話やデータ通信を使うために必要なオプション

渡航先でスマホを使う目的ならworld wing、日本から海外に国際通話する目的ならworld callと、それぞれ目的により役割が違います。つまり、海外へ渡航するのであればworld wingは必要ですが、WORLD CALLは必要ないわけですね。

world callとは

ドコモの「WORLD CALL：ワールドコール」は、日本国内から海外に電話をかけたり受けたりするためのオプションサービスです。

world call 月額料金・利用料金

WORLD CALLの月額料金は、無料です。

日本から国際電話する際には、国や地域により30秒ごとに以下の料金が発生します。

world callの契約を確認・契約する方法

world callの契約は、My docomoやドコモショップ、ドコモのインフォメーションセンターから契約状況の確認や契約手続きが可能です。

確認先	確認ページ・問い合わせ先
My docomo	https://www.docomo.ne.jp/mydocomo/
インフォメーションセンター	一般電話から発信：0120-800-000 ドコモのスマホから発信：151

ドコモのスマホ｜海外利用での高額請求をさけるために海外向けサービスを追加しよう

WORLD WINGの契約をすれば、海外でスマホが利用できます。しかし、海外で利用したデータ通信量は、通常の月額プランとは別に発生するため、使い方によっては請求が高額になるケースもあります。

海外向けサービスは、そのような高額請求を回避することができるサービスです。海外でもデータ通信量を気にせず使うのであれば、海外向けサービスの契約をおすすめします。

ドコモの海外向けサービスは、次の2つです。

• データ通信を抑えて海外旅行するなら「世界そのままギガ」
• 海外でもデータ使い放題にするなら「世界ギガし放題」

それぞれの特徴を解説します。

【定番】ドコモの「世界そのままギガ」

「世界そのままギガ」は、渡航先で1日あたり980円で使える海外向けの定額サービスです。

世界そのままギガの料金は、次の通りです。

日数	料金
1時間	200円
1日	980円
2日	1,780円
3日	2,480円
4日	3,280円
5日	3,980円
6日	4,680円
7日	5,280円

使えるギガ数

世界そのままギガで使えるデータ容量は、1カ月合計で30GBまでです。合計30GBを超過すると通信速度制限がかかり、通信が遅くなります。

▽世界そのままギガの利用方法▽

渡航前に行う

世界そのままギガの利用方法は次の通りです。

1. 世界そのままギガを申し込む
2. 「ドコモ海外利用」アプリをダウンロードする
3. 「ドコモ海外利用」アプリから利用予約をする

世界そのままギガを利用するには、世界そのままギガの申し込みだけでなく、専用の「ドコモ海外利用」アプリから、利用の予約が必要です。

渡航後に行う

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

データローミングをONにして通信する際は、機内モードとWi-Fiはオフにします。

渡航後は、スマホのデータローミング設定をONにすることで、データ通信が可能になります。ただし、利用開始予定時刻にならないと、データローミングがONでも通信できない仕様なので、利用開始時刻の前に使いたい場合は、アプリから用開始操作を行いましょう。

海外でもデータ使い放題にするならドコモの「世界ギガし放題」

ドコモの「世界ギガし放題」は、渡航先でのデータ通信が日額最大2,980円で使い放題になる段階性のサービスです。

世界ギガし放題は、申し込みが不要で利用可能です。

「世界ギガし放題」は、渡航先のデータ通信が1日最大2,980円で使い放題になる段階性のサービスです。1日24.4MBまでしか使わなかった場合は、1,980円/日になります。また、1日1.2MBまでは、KBあたり1.6円で料金が発生します。

中画質での動画視聴は、約4MB／1分のため、7分動画を視聴すると24.4MBのラインは超えます。つまり、普通に1日使った場合には上限の2,980円に達すると考えましょう。

▽世界ギガし放題の利用方法▽

渡航前に行う

世界ギガし放題は、申し込みが不要。今のスマホが渡航先の国に対応していれば利用できます。

渡航後に行う

渡航後は、スマホのデータローミング設定をONにすることで、データ通信が可能になります。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

データローミングをONにして通信する際は、機内モードとWi-Fiはオフにします。

海外でドコモのスマホを利用する際の注意点

海外でドコモのスマホを利用する際は、次の5つに注意しましょう。

• 渡航前にworld wingを契約しているか確認する
• 世界そのままギガを契約するか決める
• 渡航先で自分のスマホが使えるか確認する
• 渡航先では電話を受信する際にも料金が発生する
• データの使い過ぎないようにする

渡航前にworld wingを契約しているか確認する

海外でスマホを使うなら、渡航前にworld wingの契約が必要です。契約していない場合は契約手続きをしましょう。また、world wingは月額料金はかかりませんが、渡航先でのインターネットの利用料金が別途発生します。

世界そのままギガを契約するか決める

世界そのままギガは、渡航先でのデータ通信が1日あたり980円で利用できるサービスです。利用には、申し込みとアプリからの予約が必要です。世界そのままギガを申し込まなかった場合は、自動的に日額～2,980円の段階性サービス「世界ギガし放題」が適用されます。

あまりデータを使わない方にとって、世界ギガし放題はもったいないため、世界そのままギガとどちらが合っているか比較しましょう。

渡航先に自分のスマホが対応しているか確認する

今のスマホが渡航先でも使えるか、渡航前に確認しましょう。

利用可能な機種は、以下のドコモ公式ページから確認できます。

ドコモ公式ページ ・渡航先で利用可能な機種

https://www.docomo.ne.jp/service/world/roaming/area/

渡航先では電話を受信する際にも料金が発生する

渡航先では、かかってくる電話を日本から渡航先まで転送する仕組みなため、電話を受信する際にも料金が発生します。

データを使い過ぎないようにする

海外では、「世界そのままギガ」を契約しなかった場合、「世界ギガし放題」が適用され、一日最大で2,980円かかります。7日間の旅行の場合、約21,000円もかかってしまうため、注意が必要です。

スマホを使っていないつもりでも、データローミングを常にオンにしておくと、SNSの通知やメールなどで勝手に通信しています。通信費を節約するなら、使う時だけデータローミングをオンにするなど工夫すると良いですよ。データローミングはオフの時でも電話は使用できます。

ドコモの海外利用についてよくある質問

ここでは、ドコモの海外利用について、よくある質問に回答します。

ドコモを海外で使うならworld wingは必要ですか？

ドコモのスマホを海外で使うならworld wingの契約が必要です。world wingは、渡航先で電話やインターネットを使うための月額無料のオプションです。また、world wingの契約だけでなく、高額請求を回避するために海外向け定額オプション「世界そのままギガ」も合わせて契約することをおすすめします。詳しくは本記事をご覧ください。

ドコモのWORLD WING（ワールドウィング）と世界そのままギガの違いは何ですか？

ドコモの「WORLD WING」は、渡航先でデータ通信を行うためのサービスです。WORLD WINGを契約していないと、渡航先でデータ通信が使えません。

ドコモのWORLD WING（ワールドウィング）に設定は必要ですか？

ドコモの「WORLD WING」は、事前の申し込みが必要ですが、WORLD WING自体に設定はありません。ただし、渡航先でデータ通信を行うためにはスマホの設定からデータローミング設定が必要です。データローミングとは、海外でデータ通信を行うための設定です。

▽Androidのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オン」
   ※「モバイルデータ」が「オフ」の場合はモバイルデータも「オン」にする

▽iPhoneのデータローミング設定方法

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オン」

ドコモのスマホは海外にそのまま電話できますか？

ドコモのスマホから海外に電話するには、「world call」の契約が必要です。

海外へ電話をかけるには、「＋」「相手先の国番号」「相手先の電話番号（一般電話／携帯電話）」を入力してから発信ボタンを押します。

「＋」は、0を長押しすると表示されます。また、相手先の電話番号が0から始まる場合、初めの0を抜いて入力します。

海外でインターネット通信をOFFにするにはどうしたら良いですか？

データローミングをオフにすることで、海外でインターネット（WiFi以外のデータ通信）通信をオフにできます。

▽Androidのデータローミング設定

1. 「設定」を選択
2. 「ネットワークとインターネット」を選択
3. 「モバイルネットワーク」を選択
4. 「データローミング」を「オフ」
   ※もともとオフの場合はそのままに。

▽iPhoneのデータローミング設定

1. 「設定」を選択
2. 「モバイル通信」を選択
3. 「通信のオプション」を選択
4. 「データローミング」を「オフ」
   ※もともとオフの場合はそのままに。

ドコモの海外向けサービスを理解し、損せず渡航しよう

今回は、ドコモの海外利用について解説しました。海外でスマホを使うなら、「WORLD WING」の契約が必要です。大抵の場合、ドコモでスマホを契約た時に自動的に契約されていますが、まれに契約されていないこともあります。渡航前に確認しておきましょう。

海外に数日間いくのであれば、「世界そのままギガ」も契約しておくと、高額請求を回避できます。申し込みだけでなく、アプリからの予約も必要なため、今回の記事をぜひ参考にしてください。

「ドコモの海外プランは高いな……」と感じた場合は、モバイルルーターをレンタルするのもおすすめ。以下の記事でも解説しています。