デュアルSIMは、1台で2つの電話番号を使える便利な機能です。仕事用とプライベート用を分けたり、海外用の回線を併用したりと使い道はさまざま。
しかし、「今日は片方の回線だけオフにしたい」「仕事用番号を一時的に止めておきたい」と思うことはありませんか?
実はiPhoneでは、デュアルSIMの片方だけを完全にオフにすることが可能です。
本記事では、デュアルSIMの同時待ち受け状態から片方の回線をオフにする方法、そしてオフにした場合の相手側の挙動まで分かりやすく解説します。
iphoneのデュアルSIMはデフォルトが同時待ち受け
iPhoneはデュアルSIM(物理SIM+eSIM、eSIM+eSIM)に対応しており、両方の回線が同時待ち受け状態(DSDS:Dual SIM Dual Standby)可能です。同時待ち受けとは、2回線の電話・SMSが常に使える状態を指します。
しかし、以下のように片方をオフにしたい時はありませんか?
- 仕事用の回線だけ一時的に止めたい
- 休日はプライベートの回線だけ使いたい
- 片方の回線を完全にオフにしておきたい
もちろん、デュアルSIMでは、このようなことも可能!以下で詳しく解説していきます。
ちなみに同時待ち受け機種であっても、モバイルデータ通信は、「モバイルデータ通信の切替を許可※」をオンにしないかぎり、選択した片方のみ通信します。※、「モバイルデータ通信の切替を許可」については、「同時待ち受け機種のモバイルデータ通信について」で解説
iphoneでデュアルSIMの片方を完全にオフにする手順
デュアルSIMのiphoneは、次の手順で片方の回線を完全にオフにできます。
- 設定 を開く
- モバイル通信 をタップ
- 「SIM」一覧の「主回線 」「副回線」などから、オフにしたい回線を選択
- 「この回線をオンにする」 のボタンをタップしてオフにする(スイッチを灰色にする)
これだけで、その回線は完全に無効化されます。
無効化すると、以下の機能がその回線だけ停止します。
- 電話(着信・発信)
- SMS
- モバイルデータ通信
もう片方の回線は今まで通り使えるため、必要な回線だけを選んで、柔軟にオン/オフできます。
片方をオフにしたら電話した相手には圏外アナウンスが流れる
回線をオフにしたSIMは、完全に圏外扱いとなります。
そのため、オフにした回線へ電話をかけた相手には、「電源が入っていないか、電波の届かない場所にいるため…」「ただいま電話に出ることができません…」といった圏外アナウンスが流れます。SMSも、オフの間はその回線のみ送受信不可となります。
オフのあいだに着信があった場合、後からSMSで不在着信をお知らせしてもらえます。
同時待ち受け機種のモバイルデータ通信について
iphoneなどの同時待ち受け機種では、どちらの回線でも電話・SMSが常に使える状態です。
一方モバイルデータ通信は、事前に設定した回線のみ通信する※ため、片方のギガを使いたくない方にとって安心です。
しかし、電波状況に応じてモバイルデータ通信を自動で切り替えてほしい場合は、以下の手順で自動切り替えも可能。
- 設定
- モバイルデータ通信
- モバイルデータ通信
- モバイルデータ通信の切替を許可
対して、使用したいモバイルデータ通信を1つに指定する方法は、以下の記事をごらんください。
まとめ
iPhoneは、デュアルSIMの同時待ち受けに対応しているので、2つの回線の電話・SMSが常に使える状態です。
しかし、状況に合わせて片方の回線だけ完全にオフにすることもできます。オフにした回線は 電話もSMSも受信できず相手には圏外アナウンスが流れる仕様です。
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