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iPhoneで話題のeSIMとは?普通のSIMとどっちがいいのかやメリット・デメリットを解説

eSIMとはなんなのか? 格安SIMの基礎知識

最近よく耳にする 「eSIM」
「なんか便利らしいけど、結局ふつうのSIMと何が違うの?」と思っている人、多いはず。
実はiPhoneでもこのeSIMがどんどん主流になりつつあって、乗り換えや新規契約でも「eSIM推し」の流れが強まっています。

この記事では、そんなeSIMの仕組みやメリット・デメリットを、スマホ初心者でもサクッとわかるように解説します。また、eSIM対応機種や対応機種の調べ方も紹介。「自分はどっちを選ぶべき?」という疑問も一緒にスッキリさせていきましょう!

最新の機能に興味ある人は、要チェックです。

元キャリアショップ店員でナノモバ著者

Noi
業界10年の経験を活かし、キャリアや格安SIMに関する知識や手続きについて分かりやすく発信しています。携帯会社のプログラムやサービスを駆使してお得になる方法を研究すること、格安SIMを比較することを趣味とする携帯会社マニア。これまで10社以上のSIMを利用し、2024年使って良かったSIMはマイネオ。                     

eSIMとは?

eSIMは、もともとスマホやタブレットに組み込まれている内蔵型SIMのことです。携帯会社を契約した時にeSIMを選択すると、内蔵されたeSIMに遠隔で開通作業ができるため、新しいSIMカードをスマホにセットする必要がありません。

そもそもSIMカードとは、通信会社を契約した時にスマホに挿入するカードのことで、セットすると電話や通信ができる様になります。eSIMならSIMカードを差し替える必要がなく、端末の中で通信会社を切り替えることができるのです。

今のスマホでSIMとeSIMどっちを使ってるのか確認する方法

今、SIMとeSIMどっちを使っているのかは、SIMトレーを外してみればわかります。eSIMの場合は、SIMトレーには何も入っていません。

eSIMを使っているかどうかは、設定からも以下の手順で確認可能です。

iphone

  1. 「設定」
  2. 「モバイル通信」
  3. 「SIM」の項目から楽天モバイルを契約している電話番号を選択
  4. iPhoneで使用しているSIMが「SIMカード」か「eSIM」か確認

Android

  1. 「設定」
  2. 「モバイルネットワーク」
  3. 表示されているSIMを選択し、「SIMカード」か「eSIM」か確認

eSIMを使う3つのメリット

eSIMを使うメリットは3つあります。

契約後すぐに開通できる

eSIMのメリット1つ目は、契約したその日にすぐ使い始められることです。従来のSIMカードだと、カードの到着を待ったり、差し替えが必要でしたが、eSIMなら契約後に数ステップで開通まで完了。慣れている人なら契約から開通まで15分程度で終わってしまいます。

面倒な手間がなく、申し込んだ瞬間からネットや通話が使えるスピード感は、タイパ最強なんです。

1台で複数のeSIMをセットできる機種もある【iphone17は8つ】

eSIMは、1台の端末に複数の回線を登録できます。たとえば、仕事用とプライベート用の回線を同じスマホで使い分けたり、海外旅行用に現地プランを追加したりすることも可能です。最新のiPhone 17では、なんと最大8つのeSIMを登録できるので、用途に応じて自由に切り替えられます。eSIMの最大の利点は、複数の回線をセットできることといえるでしょう。

SIMの劣化がない

eSIMは物理カードではないので、長く使ってもSIM自体が劣化する心配がありません。従来のSIMカードは、抜き差しを繰り返すうちに傷んだり、接触不良が起こったりすることがありました。eSIMなら端末に内蔵されているため、そうしたトラブルの心配はほぼ不要なのです。

eSIMを使う3つのデメリット

eSIMを使うデメリットも3つあります。

難しいのではないかとハードルが高く感じる

eSIMの便利さは魅力的ですが、人によっては「難しそう」と感じるかもしれません。SIMカードのように差し替えがないため、設定や回線の切り替えが複雑に思えて、ハードルが高く感じる場合もあります。

しかし、実際は契約後に数ステップの作業をするだけでかんたんに開通が可能なのです。便利なので最初の印象だけで決めずに、実際に試してみてほしいです。

SIMカードを気軽に別のスマホに入れ替えられない

eSIMは便利な反面、従来のSIMカードのように別のスマホに差し替えて使うことはできません。端末に内蔵されているため、スマホを変えたい場合は、新しい端末でeSIMの再発行と再設定が必要です。

例えば、価格ドットコムやAmazonでSIMフリースマホを購入した場合、普通のSIM(開通済み)なら購入したスマホに挿入するだけですぐ使えます。一方、eSIMの場合は、別のスマホに手動で挿入できないので、携帯会社で再発行手続き→再設定の流れとなります。また、大抵は再発行するのに手数料もかかります。

なので、「仕事の関係でAのスマホとBのスマホにSIMを入れ替えて使うことがある」なんて人には、eSIMの相性は最悪です。

一部の格安SIMで対応していない

一部の格安SIM(MVNO)では、eSIMに対応していない会社があります。例えば、LIBMO、マイネオのソフバン回線(ドコモ・auは対応している)などはeSIM未対応。

eSIMを使いたい場合は、契約前に自分が使いたい格安SIMがeSIM対応かどうかをしっかり確認しましょう。ちなみに4大キャリアはもちろんeSIM対応してます。

普通のSIMとどっちがいいの?私がeSIMをおすすめする3つの理由

「けっきょく、普通のSIM(nanoSIM)とeSIMどっちがいいの?」このような疑問がありますが、結論、これからはeSIMがおすすめです。

筆者が考えるeSIMの方がおすすめな理由は、次の3つです。

  • これからeSIMのみの機種も増えそうだから
  • SIMカードが届くのを待たずに済むから
  • いくつもeSIMをセットできるから

これからeSIMのみの機種も増えそうだから

最新iphone17は、eSIMのみしか対応しないことで話題になりました。

来年以降のiphoneも同様でしょうし、今後AndroidでもeSIMのみに対応する機種は、増えていくのではと予想します。どうせいつか使うのであれば、今からeSIMに触れて慣れておくのもいいと思います。

SIMカードが届くのを待たずに済むから

筆者的にSIMカードの到着を待たずに開通できることは、大きなメリットです。これまでは携帯会社を契約すると、SIMカードの到着を2~7日程度待たないといけませんでした。

契約後にすぐ使いたいのに、従来のSIMだと到着してから開通しなければならず、当日にすべての作業が終わらないんです。eSIMなら契約から開通までだいたい1時間、早ければ最短15分なので、筆者のようにせっかちな人やめんどくさがりな人には最高です。

いくつもeSIMをセットできるから

機種によりますがeSIMなら、1台にいくつもeSIMをセットできます。「それの何が便利なの?」と思うかもですが、これって人によってはかなり重宝します。

例えば、乗り換えを検討していて、A社とB社の両方のキャンペーンに魅力を感じている場合でも、両方契約しちゃえばいいんです(もちろん両方で料金発生しますけど)。

eSIMを活用すれば1台のスマホで2回線契約できるので、プライベート用とビジネス用の電話番号を1台で使うことも可能。例えば今契約中の回線に楽天モバイルを追加して、「楽天モバイルでギガ使い放題・今の回線は最安プラン」で使用することもできます。

1台のスマホで2回線契約できるこの仕組みをデュアルSIMといいます。筆者もデュアルSIMを活用中。仕組みが気になった方は、以下の記事もチェックしてみてください。

格安SIMの基本料金は激安。キャンペーンによっては数カ月間さらに安くなることもあります。複数契約しても維持費は意外と少なく済みますよ。

筆者が前からイチオシしてるmineo(マイネオ)は、11月25日までeSIMで契約すると初期費用無料キャンペーンと、基本料割引キャンペーンを実施中なので、デュアルSIMデビューに最適です(マイネオはソフバン回線のみeSIM選択できないので注意)。

eSIM対応機種の確認方法とeSIM応機種を解説を解説

eSIM対応機種を確認するには、まず携帯会社公式サイトから、機種一覧をみましょう。そしてほしい機種のスペック表の「SIMカード」項目から確認できます。

ドコモのeSIM対応機種の確認方法

ここではドコモのXperia 10 VII SO-52Fを例に手順を説明します。まずドコモ公式サイトから機種一覧を表示し、機種を選びます。Xperia 10 VII SO-52Fの場合は、以下のように表示されます。

ドコモ・eSIM機種確認手順①

すると、少し下の方に「製品情報」があるのでタップします↑

「製品情報」の下のほうまでスクロールすると、スペック表があります↑スペック表の項目に「SIMカード」の項目があり、ここでeSIMに対応している確認できます。

eSIMに対応している場合、

  • eSIM(eSIMのみ対応の意味)
  • nanoSIM/eSIM(普通のSIMとeSIMのどちらにも対応の意味)

と表示されています。ちなみにドコモの機種はほとんどeSIM対応です。

eSIM対応のiphone一覧

iphoneは、携帯会社に関わらず、eSIM対応のモデルは以下のとおりです。

  • iPhone 17シリーズ
  • iPhone 16シリーズ
  • iPhone 15シリーズ
  • iPhone 14シリーズ
  • iPhone 13シリーズ
  • iPhone 12シリーズ
  • iPhone 11シリーズ
  • iPhone XS Max
  • iPhone XS
  • iPhone XR
  • iPhone SE(第3世代/2022)
  • iPhone SE(第2世代/2020)

iphoneは、2018年iPhone XS以降全てのモデルでeSIM対応しています。

eSIM対応機種一覧まとめ【楽天モバイル】

2025年11月現在楽天モバイルで販売されているAndroidは、以下のとおりほとんどeSIMに対応。もちろん販売しているiphoneは全てeSIM対応してます。

楽天モバイル
販売中Android
eSIM可否対応するSIM
Samsung Galaxy A25 5GnanoSIM / eSIM
AQUOS sense10nanoSIM / eSIM
Google Pixel 10nanoSIM / eSIM
Google Pixel 10 PronanoSIM / eSIM
Phone (3)×nanoSIM x 2
CMF Phone 2 Pro× nanoSIM x 2
Google Pixel 9ananoSIM / eSIM
AQUOS wish5nanoSIM / eSIM
OPPO Reno13 AnanoSIM x 2 または nanoSIM/eSIM
arrows We2nanoSIM / eSIM
AQUOS sense9nanoSIM / eSIM
OPPO Reno11 AnanoSIM x 2 または nanoSIM/eSIM
Xperia 10 VInanoSIM / eSIM

eSIMに関するよくある質問

eSIMに関するよくある質問に回答します。

eSIMはデータが盗まれることはないですか?

eSIMだからといって、データが盗まれるリスクは変わりません。

普通のSIMもeSIMも、携帯会社が顧客情報を厳重に管理しているので基本的にデータが盗まれるリスクは低いです。ただし、携帯会社がハッキングなどの被害にあって情報漏洩した場合には、SIMの形状に関わらず個人情報が流出する可能性もあります。

eSIMは元のSIMに戻せますか?

eSIMは、基本的にいつでも元のSIMに戻せます。eSIM⇔通常のSIMへ変更する場合、一般的に手数料が発生します。

eSIMは機種変更がめんどくさいですか?

eSIMは、SIMカードの到着をまたずに契約後すぐに開通作業できるため、むしろ機種変更がかんたんです。

eSIMは意外とかんたん&便利なので普通のSIMよりおすすめ

eSIMの活用は、意外とかんたんでしかも便利なので、普通のSIMよりおすすめです。eSIMを活用すれば、開通作業が早いので契約後すぐに使えるので、せっかちな人&タイパ重視の人に最適なんです。

普段から2台のスマホにSIMを入れ替えて使ったりする人は、eSIMは不向き。eSIMだとその都度再発行が必要となり、逆にめんどうなのでこれまでのSIMがおすすめです。

eSIMを活用すると、機種によっては複数のeSIMを1台にセットできるので、デュアルSIMにも最適です。

最新のiphoneがeSIMしか使えなくなったので、これからeSIMのみに対応するスマホがどんどん増えていくと予想します。遅かれ早かれいずれeSIMを使う時がきます。その時に困らないよう、今から使っておくのがいいと思います。

ちなみに、最新のiphoneは最大8個までeSIMをセットできます。トリプルSIM(普通のSIM×1+eSIM×2)にしたらどうなるんだろうと思い実験したりしてるので、興味ある方はチェックしてみてください。

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