本記事では、auのスマホトクするプログラムについて、メリット・デメリットも踏まえ詳しく解説しています。また、スマホトクするプログラムは損にならないか知るため、大手4大キャリアの2年返却プログラムとも比較しました。どのキャリアのプログラムが一番お得か知りたい方も必見です。

Noi
業界10年の経験を活かし、キャリアや格安SIMに関する知識や手続きについて分かりやすく発信しています。携帯会社のプログラムやサービスを駆使してお得になる方法を研究すること、格安SIMを比較することを趣味とする携帯会社マニア。これまで10社以上のSIMを利用し、2024年使って良かったSIMはマイネオ。
✨スマホトクするプログラム以外の✨
✨おトクな2年返却プログラム情報✨
そもそもスマホトクするプログラムとは
スマホトクするプログラム | 内容 |
---|---|
特典 | 25ヵ月目に端末を返却すると、24回目の分割(残価)の支払いが不要になる ※26ヵ月目以降に返却する場合は、残価は25カ月目に自動的に24回の分割に再設定され、その後に返却した場合にも残りの分割が不要になる |
申し込みのタイミング | 端末購入時のみ申し込み可能 |
特典適用条件 | au取扱店で対象機種を本プログラムでご購入 ※本プログラムの支払回数は分割・再分割時共に24回のみ選択可能 ※未成年および法人のお客さまは、店頭でのみお手続き可能 |
スマホトクするプログラムとは、残価設定型の24回払いの分割です。端末購入した月を1カ月目と考え、2ヶ月目から分割がスタートします。その後、13カ月目~25か月目までに端末を返却すると、24回目の分割金の支払いを不要とすることができます。
例えば、96600円のスマホは、25 カ月目に返却すると、以下のように24回目(25カ月目)の残価である38,640円の支払いが不要になります。

25 カ月目に返却しなかった場合は、24回目の分割残価38,640円は、24回の分割払いに再度分割されます。その後も返却はいつでも可能となり、返却後は分割の残価の支払いが不要となります。
申し込みのタイミング
スマホトクするプログラムは、端末購入時のみ申し込みが可能です。端末購入後に申し込みできないため、注意しましょう。
特典適用条件
スマホトクするプログラムの特典適用条件は、au取扱店で本プログラムの申し込みと同時に対象機種をご購入することが条件です。
さらにその後、残価の支払いを不要にするには、端末の返却が必要となります。
メリットは一カ月あたりの分割金が安いこと
スマホトクするプログラムのメリットは、一般的な分割に比べて一カ月あたりの分割金が安いことです。以下は、一般的な分割とスマホトクするプログラムのイメージです。

一般的な分割は、1カ月あたり分割金が均等になるように24回に振り分けます。一方、スマホトクするプログラムは、最終回の24目の金額が高い設定となっているため、23回目までの分割金が安く設定されています。
そのため、一般的な分割に比べて一カ月あたりの分割金が安くなり、低コストで最新の機種を利用することができます。

お得に最新機種を使いたい方には最適ですね。
スマホトクするプログラムのデメリット
ここでは、スマホトクするプログラムのデメリットについて解説します。
12カ月目までは返却できない
スマホトクするプログラムでは、12カ月目までは返却できないデメリットがあります。そのため、毎年最新機種に乗り換えたいというニーズにはマッチしません。
25ヶ月目より前に返却すると損
スマホトクするプログラムは、25ヶ月目より前に返却すると損になります。スマホトクするプログラムは、13カ月目以降に返却可能です。しかし、13カ月目以降に返却した場合でも、24カ月目(23回目)までの分割は支払う必要があります。

早く返却しても、23回目までの支払いは消えません。それであれば、25カ月目まで使った方がお得ではないでしょうか。
最大22,000円かかる可能性がある
スマホトクするプログラムは、端末の状態がauの回収基準に満たない場合、回収の際に別途最大22,000円かかります。

故障した端末の回収は、別料金がかかるという事です。
回収する時のことを考慮し、画面割れやその他破損に注意しながら使う必要があります。
大手4大キャリア|2年返却プログラムでSIM契約せずiphoneを購入した時の価格を比較【iPhone】
auだけでなく楽天モバイル・ドコモ・ソフトバンクでも2年返却プログラムを利用できます。ここでは、各社の2年返却プログラムをiPhoneの価格で比較し、どこが一番お得か調べました。
iPhone16 Pro Max 512GBの比較
ここでの比較は、SIM契約せずiphoneを購入した時の価格となります。乗り換えや新規契約を伴う場合には、金額は変動します。
iPhone16 Pro Max 512GBを2年返却プログラムで購入した時の比較は、次の通りです。
iPhone16 Pro Max 512GB | au スマホトクするプログラム | 楽天モバイル 買い替え超トクプログラム | ドコモ・ahamo いつでもカエドキプログラム(+) | ソフトバンク 新トクするサポート |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 269,800円 | 260,800円 | 273,680円 | 272,880円 |
12カ月分支払い後に返却 | 実質負担118,910円 | ₋ | 実質負担105,777円 ※1.2 | 実質負担110,220円 ※3.4 |
23カ月分支払い後に返却 | 実質負担118,910円 | – | 実質負担135,080円 | 実質負担136,440円 |
24カ月分支払い後に返却 | 実質負担118,910円 | 実質負担133,692円 ※6 | 実質負担140,855円 ※5 | 実質負担136,440円 |
※2024年12月現在の各公式サイトの価格(乗り換えキャンペーン等の割引前の価格)
※各項目の最安を赤字で表記
※1:smartあんしん補償1100円/月×12カ月=13,200円含む
※2:早期利用料12,100円含む
※3:Appleケア1,850円/月×12カ月=22,200円含む
※4:早トクオプション19,800円含む
※5:24回目の分割金138,600円を24回払いにした時の1回分を5,775円で計算
※6:返却手数料3300円込み
12カ月分支払い後に返却した場合は、ドコモが最安の実質負担105,777円※です。ドコモで12カ月分支払い後に返却した場合、1カ月あたりの負担額は105,777円÷12カ月で約8 814円/月となり高額。12カ月で返却することに、そこまでのお得感は無いと感じます。
※楽天は12カ月分支払い後に返却するシステムはないため、au・ドコモ・ソフバンのみで比較してます。
続いて、24カ月分支払い後に返却した場合は、auが最安の実質負担118,910円となりました。比較の結果から、返却プログラムを利用して2年後に機種変更するのであれば、auが一番お得だと分かりました。
ただし、返却プログラムは、返し忘れなどで必ずしもベストなタイミングで返却できるとは限らないため、元々の本体価格にも注目してほしいことろです。iPhone16 Pro Max 512GBの本体価格の最安は、260,800円の楽天モバイルでした。
iPhone16 Pro 512GBの比較
ここでの比較は、SIM契約せずiphoneを購入した時の価格となります。乗り換えや新規契約を伴う場合には、金額は変動します。
iPhone16 Pro 512GB | au スマホトクするプログラム | 楽天モバイル 買い替え超トクプログラム | ドコモ・ahamo いつでもカエドキプログラム(+) | ソフトバンク 新トクするサポート |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 251,300円 | 242,800円 | 255,090円 | 254,160円 |
12カ月分支払い後に返却 | 実質負担103,980円 | ₋ | 88,154円 ※1.2 | 105,540円 ※3.4 |
23カ月分支払い後に返却 | 実質負担103,980円 | ₋ | 実質負担120,450円 | 実質負担127,080円 |
24カ月分支払い後に返却 | 実質負担103,980円 | 実質負担124,798円 ※6 | 実質負担126,060円 ※5 | 実質負担127,080円 |
※2024年12月現在の各公式サイトの価格(乗り換えキャンペーン等の割引前の価格)
※各項目の最安を赤字で表記
※1:smartあんしん補償1100円/月×12カ月=13,200円含む
※2:早期利用料12,100円含む
※3:Appleケア1,850円/月×12カ月=22,200円含む
※4:早トクオプション19,800円含む
※5:24回目の分割金138,600円を24回払いにした時の1回分を5,775円で計算
※6:返却手数料3300円込み
iPhone16 Pro 512GBの本体価格は、楽天モバイルが242,800円で最安でした。12カ月分支払い後に返却した場合は、ドコモが最安の88,154円です。※楽天は12カ月分支払い後に返却するシステムはないため、au・ドコモ・ソフバンのみで比較してます。
続いて、24カ月分支払い後に返却した場合は、auが最安の実質負担103,980円となりました。比較の結果から、返却プログラムを利用して2年後に機種変更するのであれば、auが一番お得だと分かりました。
iPhone16 512GBの比較
ここでの比較は、SIM契約せずiphoneを購入した時の価格となります。乗り換えや新規契約を伴う場合には、金額は変動します。
iPhone16 512GB | au スマホトクするプログラム | 楽天モバイル 買い替え超トクプログラム | ドコモ・ahamo いつでもカエドキプログラム(+) | ソフトバンク 新トクするサポート |
---|---|---|---|---|
本体価格 | 209,700円 | 201,800円 | 211,640円 | 211,680円 |
23カ月分支払い後に返却 | 実質負担87,200円 | ₋ | 実質負担86,240円 | 実質負担105,840円 |
24カ月分支払い後に返却 | 実質負担87,200円 | 実質104,196円 ※6 | 実質負担91,465円 ※5 | 実質負担105,840円 |
※2024年12月現在の各公式サイトの価格(乗り換えキャンペーン等の割引前の価格)
※各項目の最安を赤字で表記
※1:smartあんしん補償1100円/月×12カ月=13,200円含む
※2:早期利用料12,100円含む
※3:Appleケア1,850円/月×12カ月=22,200円含む
※4:早トクオプション19,800円含む
※5:24回目の分割金138,600円を24回払いにした時の1回分を5,775円で計算
※6:返却手数料3300円込み
iPhone16 512GBの本体価格は、楽天モバイルが201,800円で最安でした。続いて、24カ月分支払い後に返却した場合は、auが最安の実質負担87,200円となりました。比較の結果から、返却プログラムを利用して2年後に機種変更するのであれば、auが一番お得だと分かりました。
ただし、途中で返却しない可能性も考慮し、もともとの本体価格の安さにも注目してください。
比較の結果、SIM契約なしで2年返却プログラムはauがお得
もともとの本体価格は楽天モバイルが最安です。
SIM契約なしでiphoneを購入し、24カ月分支払い後に返却した場合の最安は、auでした。
ここまでをまとめると、返却タイミングや機種によりお得な会社は変わるものの、総合的に考えてSIM契約せずに返却プログラムを利用するならauで購入するのがお得だと分かりました。
また、2年返却プログラム以外でもiPhoneをお得に購入する方法はあります。iPhoneを安く購入する方法の記事も合わせてご覧ください。
乗り換えでオトクに端末購入するなら他社の2年返却プログラム情報もチェック
2年返却プログラムは、乗り換えと同時に端末購入することで割引が大きくなるため、端末のみ購入するよりも乗り換えもした方がおトクです。乗り換えと同時であれば、月1円などのプログラム対象機種もあります。2年返却プログラムはauだけでなく、各社で行われています。端末を最大限おトクに購入したい方は、各社の2年返却プログラムも比較してみましょう。
スマホトクするプログラムに関する質問

ここでは、スマホトクするプログラムに関するよくある質問に回答します。
スマホトクするプログラムの返却方法は?
店舗受付または郵送での返却となります。
スマホトクするプログラムはauユーザー以外でも利用できる?
スマホトクするプログラムは、auの契約がなくても利用可能です。
下取りとスマホトクするプログラムとどっちがお得?
機種や購入のタイミングによっても変わりますが、25カ月目に返却または下取りしたケースでは、スマホトクするプログラムで返却した方がお得になることが多いです。
また、スマホトクするプログラムは13カ月目以降の返却が可能ですが、その場合でも24カ月分までの分割の支払いは必ず必要です。そのため、下取りを1年後に行う場合には、下取りの方がお得になることも考えられます。
スマホトクするプログラムは、一括購入も可能?
スマホトクするプログラムは、24回払いの残価設定です。そのため、一括購入時にプログラムの参加はできません。
未成年でもスマホトクするプログラムを利用できる?
未成年の方は、店舗受付時のみプログラムに参加可能です。
SIM契約を伴わない端末購入なら、大手4大キャリアの中でもスマホトクするプログラムはお得

他社との比較結果から、2年で返却するプログラムは、SIM契約を伴わない端末購入なら大手4大キャリアの中でauが最もお得とわかりました。

まさかauが一番お得とは…予想外の結果にびっくりです。
また、2年で返却するプログラムは、乗り換えと同時に購入した方が割引が大きく入る特徴があります。最大限おトクに2年返却プログラムを使うなら乗り換えも検討してみてください。ただ、大手キャリアへ乗り換えると基本料金が高いデメリットも。
au・ドコモ・ソフトバンクと同等の通信品質で基本料金は低価格なワイモバイルオンラインストアでも2年返却プログラムを行っているので、そちらもぜひチェックしてみてください。